カンボジア通信~夢に向かって泳ぎ続ける選手とニャックルーの話~

元スイマーが青年海外協力隊としてカンボジアで全力疾走!2016年1月~2年間の活動の様子を綴ります

ボランティアってなんだろう…小さな島で思ったこと。

time 2016/03/10

ボランティアってなんだろう…小さな島で思ったこと。

スオスダイ!
最近のカンボジアは雨季が近づき、日に日に暑くなってきています…。
一日外にいたら真っ黒です。

最初のうちは、
”せんせーは白くていいなぁ”
なんて言われていたのですが(カンボジアの女性の綺麗の一番の基準は肌が白いことだからw)、
最近日本人にクマエ人と間違えられるほどになってきました。イエイっ。笑
自分ではまだあまり実感していないんですけどねぇ。

さてさて、おとといの出来事になってしまうのですが、初出張で初めてプノンペンを出ました~~~~!!!
ガタガタの道を通るのもはじめてでした。

行き先は、カンダール州・コー島
電気も水道も通っていない、小さな島です。
内戦時代はキリングフィールド・処刑所として使われ、
さらに2003年まで、物乞いや人身売買をしていたような国民が集められていた島です。

なぜそのような小さな島に行ったかというと、
絆フェスティバルでお会いしたJC Entermediaさんからお声をかけて頂き、
とある大学さんと提携して企画で、その島にある唯一の学校で
【ワッティと一緒にクメール体操を踊ろう!】
というものに、”たいそうのおねえさん”として、参加するためでした。

…いや…私絆フェスティバルのときしか踊ってないんだけど…
なんてことはさておき、何度か家での個人練習を繰り返し、現場へと向かいました。

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カンダール州までワゴン車で向かい、ちいさな船に乗って島へ渡りました。
ビルや車、バイクだらけのプノンペンしか知らない私にとって、すべてが新鮮でした。

大学生、船の上から超ハイテンション。
”きゃー!カンボジア来たーって感じ!!”
って、自撮りしまくり、騒ぎまくり笑
大して年齢変わらないのに、めちゃくちゃ自分が歳取った気がした…笑

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10分くらいで無事島に到着。
島についたらすぐそこが学校。
子供がいっぱい!!

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ワッティ登場。
子供たち大喜び。
ゆるキャラ人気はカンボジアも一緒です。

このワッティ、ご一緒させていただいたJC Entermediaの方が生み出したキャラクターで、
カンボジアのテレビにも出演しているそうです。
モチーフはもちろん(シャレか)、アンコールワット
この表情がなんとも言えず…ほんとかわいいんです///笑

実は絆フェスティバルの日、
私、ワッティの中の人ワッティになってクメール体操を踊っていたんです。笑
それがきっかけで、JC Entermediaさんにも顔を覚えていただき、今回に至ったのです。

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しかし今回の役目は、ワッティではなく”たいそうのおねえさん”。
相方ワッティ、いつもありがとう。

張り切ってクメール体操踊りました。
…が、、一回目は、なんだかみんなあんま乗り気じゃない…
おねえちゃんなんでひとりでこんな頑張ってるの…?
みたいな視線を送られ。笑

いや、おねえちゃん、それでもめげないよ。

何度か繰り返してやっていたら、みんなだんだん楽しくなってきたみたいで、
最後はノリノリで踊ってくれました♪
あきらめなくてよかった…(´;ω;`)

それからは環境教育に関するビデオをみたり、
(みんな真剣…)

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大学のサークルさんから提供してもらったおひるごはんをみんなで食べて

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そのあとは歯磨き指導があって半日学校はおしまい。

私たちもおひるごはんを食べてから
大学生と一緒に島の見学ツアーに出かけました。
(一番暑い時間だから、いつもはお昼寝タイムだけど…笑 通訳のクマエ人きつそうだったなぁ。。)

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そこで出会った一人のおばちゃん。
彼女は泣いていました。

JC Entermediaのスタッフさんと話を聞いてみると、
自分の病気のことで悩んでいるそうで…。
あまり詳しく書くと特定されちゃいそうだからあまり書けないけど…
そのおばちゃん、以前日本のボランティアに支援を受けていたそうで、
そのボランティアさんの写真を、今でも大事に持っていました。。

その時の写真に写る顔は、どれも素敵な笑顔で…

以前コー島を支援していた日本のボランティア団体は、
この島の住民が自立してきて、この先も大丈夫だろうと見越して島から引き上げたらしいのですが、
その頃よりもまたさらに状況は悪化してしまっているのです。。

涙を流しながらも話し続けていたおばちゃんの姿が
目に焼き付いて頭から離れません。
帰りにお土産としてくれたミサンガを、今でも大切に左手首につけています。

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午後2時頃、島のツアーを終えてプノンペンへ帰ろうとした時。
控え室として借りていた部屋に残っていたのは
大学生が歯磨き指導のときに出した大量のゴミ…。
子供たちが彼らのために拾ってきたビニールいっぱいの木の実…。

”先生がここに置いてっていいって言ったんで!”

自分も彼らと大して年齢も変わらないし、
周りからみたらやってることも変わらないのかもしれないけど…

私たちが帰ったあと、子供たちがこの部屋をみたらどう思うのかな。
私たちが帰ったあとも、彼らは歯磨きを続けてくれるのかな。
一人ひとつあげた歯ブラシがボロボロになってしまったら、
彼らは新しい歯ブラシを買うことができるのかな…。

さすがに心が痛くなり、JC Entermediaの方と一緒に木の実は持ち帰りました。
ゴミは現地スタッフの方が片づけてくださると言って下さり…
なんだか後ろ髪をひかれる思いで、プノンペンへと帰りました。

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”ボランティアってなんなんだろう。”

結局、その場限りになってしまうものなんだろうか…
訓練所で散々考えた疑問がまた、沸々と蘇り…
煮え切らない気持ちが、もやもや~っと残っています。

この記事に対して、賛否両論あるかもしれません。
あくまでも、私が思い、感じた事として捉えて下されば幸いです。

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自己紹介

生山咲

生山咲

1992年7月7日生まれ 母の影響でベビースイミングから水泳を始め、大学卒業まで22年間競技生活を続ける。 大学水泳部では女子主将を務め、2014年9月の日本学生選手権を持って現役引退。 2015年3月に東海大学教養学部国際学科を卒業し、平成27年度3次隊でJICA青年海外協力隊としてカンボジアに水泳隊員として派遣される。KHMER Swimming Federation(カンボジア水泳連盟)に配属され、ナショナルチーム及びユースチームの選手を指導中。