泳げ!カンボジアの負け犬たち!

夢へのスパイス~努力と工夫で夢に近づく~

time 2016/08/29

夢へのスパイス~努力と工夫で夢に近づく~

スオスダイ!カンボジアで水泳指導をしています、青年海外協力隊の咲です。

突然ですが、今日から連載記事を書きたいと思います!
内容は【THE☆協力隊活動】です。笑

カンボジアで夢へと向かって全力疾走する私が考える、“夢を叶えるためのスパイス”をお伝えします。

“ないないだらけ”の途上国で奮闘する全世界の協力隊員の同志へ
そして、夢に向かって歩む全ての人へと送ります。

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Contents

ないないだらけのカンボジア

あれもない、これもない。
ない!ない!だらけのカンボジア。

お金もない、物もない。
だから、
“お金ちょーだい!物ちょーだい!”

残念ながら、援助慣れしてしまったこの国は、そういった傾向があるのは確かです。

もしお金があれば、もっと沢山大会が開催出来る。
海外に遠征だって行けちゃいます。

更に、カンボジアではいい水着やゴーグルなどの水泳用品がほとんど手に入りません。
だから、ほとんどの選手がそういった水泳用品を欲しがっています。
“ニャックルー、水着とかゴーグルとか、何か余ってるものない?”と、選手に言われたこともあります。

私のカウンターパート(一緒に仕事をする相棒みたいな人)は、どこかからお金や物が貰えないかよく聞いてきます。

ないからもらう。
本当にそれしか方法はないのか?

カンボジアじゃ強くなれない?

私のカウンターパートは更にこう言います。

“選手を強くするにはカンボジアでは無理だ。費用を援助してもらって、海外で長期間トレーニングを積むべきだ。”

確かにこれは一利ありかもしれません。
有望な選手をカンボジア国外に出してトレーニングを積ませることは、選手たちにとってもいい経験になるだろうし、彼らの視野も広がります。

その経験をカンボジアに持ち帰って、チームメイトに還元してくれたら、チームとしての意識レベルが上がるでしょう。

現に今回オリンピックに出場した男子選手は、アメリカに住んでいて、もう何年もずっとアメリカでトレーニングをしている人です。
女子選手もまた、昨年から10ヶ月ほどタイでトレーニングを積んでいました。
そうやって、有望な選手はどんどん海外に出していくのがカンボジアのやり方のようです。
(カウンターパートも選手時代はアメリカに留学していました)

このこと自体に私は反対はしません。
だけど、問題は、カンボジア内でどうにかしようと考える前に、カンボジア以外のどこかへと、外に出す考えが生まれてしまうことです。

ずっとそうやって海外に頼るのか?
さっきのお金の話のように、自分では、カンボジアではどうにも出来ないと決めつけ、解決策は全部他人頼り?

カンボジア国内で、自分たちの力で強くなることは、本当に不可能なのか?

私の答えは当然NOです
絶対強くなれます。

だってプールがあるから
速くなりたいと夢見るスイマーがいるから。

そして、【考えることが出来る人間の頭】が沢山あるから

“努力と工夫”で夢を叶える

お金はなくても、私たち全員に“頭”があります。
“頭”があれば、“考える”ことができます。
“考える”ことができれば、“工夫”ができます。

“工夫”は、あなたの夢を叶えるための最強のツールです。
(なんか嘘くさい通販みたい)

例えば、夢が【美味しい料理】だとしたら、努力は肉や野菜といった【食材】で、工夫は塩や砂糖、胡椒などの【調味料】のようなイメージ。

当然ながら、【食材】がないと美味しい料理は出来ません。
同じように、【努力】なしで夢は叶えられる訳ありません。
どんなに天才と呼ばれる人だって、夢を叶えたその裏側には、その人なりの努力があるはずです。

そして、
食材だけでも料理は作れますが、【調味料】を入れたものと入れないもの、どちらが美味しい料理になるかといったら、一般的には調味料を入れた料理になると思います。
ないと料理を作れないわけではないけど、ないと味気ないものになることが多いのではないでしょうか。
(食材の味だけを活かす料理もあるでしょうが、ここでは一般的な家庭料理をご想像ください)

私の考える【工夫】は、この【調味料】のようなイメージです。
調味料があると美味しい料理へとグッと近づくように、工夫があると夢へとグッと近づきます。

食材だけでは出せない味わい。
努力だけでは補えない部分。

それを出す役割を担っているのが、
【調味料】と【工夫】なのではないでしょか。

予告

さて、次回からは、実際に私がカンボジアで【料理】に取り入れた“夢へのスパイス”をご紹介致します♪

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プロフィール

生山咲

生山咲

1992年7月7日生まれ 母の影響でベビースイミングから水泳を始め、大学卒業まで22年間競技生活を続ける。 大学水泳部では女子主将を務め、2014年9月の日本学生選手権を持って現役引退。 2015年3月に東海大学教養学部国際学科を卒業し、平成27年度3次隊でJICA青年海外協力隊としてカンボジアに水泳隊員として派遣される。KHMER Swimming Federation(カンボジア水泳連盟)に配属され、ナショナルチーム及びユースチームの選手を指導中。



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