カンボジア通信~夢に向かって泳ぎ続ける選手とニャックルーの話~

元スイマーが青年海外協力隊としてカンボジアで全力疾走!2016年1月~2年間の活動の様子を綴ります

2017年SEA GAMES カンボジア水泳チームの結果報告 第2弾!

time 2017/08/31

2017年SEA GAMES カンボジア水泳チームの結果報告 第2弾!

お待たせいたしました!
結果報告第2弾です!!

2017年8月24日 大会4日目

男子100m背泳ぎ
Lim Keoudom 1:05.08 自己ベスト更新 & 8位決勝進出!!
女子100m 平泳ぎ
Sok Voleak 1:18.46 自己ベスト更新!
男子100m自由形
Cheng Pirort 0:57.68 自己ベスト更新!
Thoeun Thol 0:57.78 自己ベスト更新!

4日目にして大爆発!
みんな本当によくやりました!!

1バックのドンは、昨日の1バタでこけてからずっと凹んでいたくせに、アップ中にいきなり集中スイッチオン。(笑)
9人しか出場していなかったのですが、ベトナム選手がめちゃくちゃ流したことによって、本人もびっくりの棚ぼた決勝進出!
(多分ベトナム選手は2コメに絞りたかったんだと思う)
運も実力のうち!ドンおめでとう!!

レース終わってからニコニコして駆け寄ってきて、”ニャックルー、ゴーグル!!”って、ほんとお前は小学生かよ!笑
決勝でタイムあげたらねー!!笑

    

 

その波に乗り、相変わらず緊張気味だったレアちゃんが、積極的なレース展開で自己ベストを1秒以上更新!
いつも消極的なレースしかできなかったため、スタートして最初の25mみて、”これいける!!”って思いました。
20秒の壁がなかなか破れず、先月ようやく19秒台に突入したばかりだったので、自分でもびっくりだったよう。
本当によく頑張った!!

 

男子1フリは2人とも2日前のリレーがよかったので期待大。
ピーロは57秒台、トールは56秒台狙い。
1組目にピーロ。いつものガチャ掻きとは全然違う、大きな泳ぎでのびのびと泳いで目標達成!!
57秒台出せなかったら引退する…と言っていただけに、この結果は本当に嬉しかった!!スタンドで1人飛び跳ねました笑
しかし泳ぐたびにベストを更新し続ける31歳ってすごいよなぁ。。笑

トールは相当緊張していたようで、少し泳ぎがかたいかなぁーという印象。
しかし目標には届かなかったものの、しっかりと自己ベストを更新してきました!
おとといリレーの引き継ぎで57秒5で泳いでたので、これくらいかなぁと予想していましたが、本人としてはやっぱり56秒出したかったよう。
もう100はやだ…ってボソッと言われました笑
彼は明日の50フリーが大本命!日が経つにつれて調子があがってるので、本当に楽しみです!

 

今大会ようやく!やっと!
個人の決勝レース!!!
やっぱり決勝出ないとおもしろくないよね!
ドン!決勝でまたベスト出したらゴーグル買ってあげるから、腕も脚ももげるくらい出し切ってこいよー!!

2017年8月24日 決勝

男子100m背泳ぎ 決勝
Lim Keoudom 1:05.36 8位

初決勝、ガッツガチに緊張してました笑
予選から上げることは出来なかったけど、すごくいい経験になったと思います。

それにしても、レース後の第一声が、”ゴーグル、ゴーグル…って思って泳いだのに…”って、もうほんとにガキか。笑 (同い年なんですけどね)
彼のレースはこれにて終了。ゴーグルはお預けです。笑
またカンボジア帰って一緒に頑張ろうね!

まだまだ戦えるレベルには到底届かないけれど、やっぱり決勝の舞台は楽しい!!
このヒリヒリ感がたまらない!!
この舞台に連れてきてくれたドンに心から感謝です。
本当にありがとう!Orkun chrean nas Oudom!!

2017年8月25日 大会5日目

さぁ~大会も後半戦に突入です!

男子50m自由形
Cheng Pirort  0:26.19 自己ベスト更新!
Thoeun Thol   0:25.81 自己ベスト更新!

男子100m平泳ぎ
Hem Thonponloeu 1:10.13 自己ベスト更新!
Cheng Sopha    1:12.88 自己ベスト更新!

女子200m平泳ぎ
Sok Voleak  2:55.68  自己ベスト更新!

 

昨日に引き続き、みんなやってくれました!!
もうトリハダ立ちっぱなしでくらくらしました笑

 

最初の50m自由形は、ピーロとトールの大本命。
二人とも25秒台狙いでした。
ピーロは少し悔しそうでしたが、一か月前の世界水泳からまたさらにタイムを上げられたことは自信になったようです。
トールはようやく、大満足の笑顔で帰ってきてくれました!本当によく頑張った!
切磋琢磨しながらベストを更新し続ける31歳と26歳。
これからが楽しみです(^^)

   

この種目にかけていたポンルー。2ブレが終わった日の夜、食事後に私のもとに駆け寄ってきて、ぼそっと ”1ブレで11秒切れなかったら引退します” と、まさかのここで引退宣言。
やめさせるわけにはいかない!と、本当にドキドキでした。
見事、自己ベスト更新しましたが、本人は”9秒出したかった…”って。じゃあもう9秒出すまではやめられないね!笑

 
リレーでずっこけたペアは、もう何年もベストが出てないこの種目で、絶対に自己ベスト更新すると意気込んでいました。
気合が入りすぎると空回りするタイプなので少し不安でしたが、見事2秒以上自己ベスト更新し、満面の笑みでした!

 

 

予選最終種目、2ブレ。
最年少レアちゃん、昨日の100mで自己ベストを更新したことによって、すごく自信がついたのか、アップでものびのびと気持ちよさそうに泳いでいました。
のびのびとしたままレースに向かったからか、飛び込んだ瞬間に自分が何メートル泳ぐのか忘れたらしいです。どういうこっちゃ。笑
隣の選手を横目で追いかけ、距離を確かめながら泳いでいたのに、1か月前の記録から2秒ベスト。宇宙人か。笑
15歳、まだまだ伸びしろだらけ。このまま純粋無垢な選手でいてほしいです。

 

余談ですが、自分自身が平泳ぎの選手だったこともあり、この2ブレ前の緊張感はとてもわかるので、もうずっとドキドキしっぱなしでした。笑
150mターンしたとこで、あぁ~~ここホント吐きそうになるくらいつらいんだよなぁ~~とかレースみながらなんだか現役に戻った気分。笑

 

 

残念ながら決勝進出種目はありませんでしたが、全員ベスト更新してくれたのでオッケー!!
さぁ、残すところあと1日!
最後まで笑顔満開で突っ走るぞ~~~~!!!!!

2017年8月26日 大会6日目

男子50m平泳ぎ
Hem Thonponloeu 32:20
Cheng Sopha  32:68 自己ベスト更新!

女子50m自由形
Hem Thonvitiny   29:89

 

ツメの甘さが顕著に表れてしまったレースとなりました。
全員ラスト15mが本当に弱い!今後に向けての課題が明確になりました。

 

ポンルーは30秒台を狙っていただけに、ショックを隠せない様子でした。。。
ダウンもせずに体育座りして、”もうやだーーーダウンも泳ぎたくないーーー”って駄々をこねる27歳。笑
まだまだ君は頑張らないと!ね!!笑

ペアは前日に引き続きベスト更新!
50が本命だったから、この種目でのベストはすごく喜んでいました(^^)

 

ティニーにとって、この日はラストレースの日。
最後は笑顔で終わらせたい!と思っていましたが、残念な結果で終わってしまいました。
しかし、レース後駆け寄ると、何やらすごくすっきりしたような表情。
”やり切った感”が溢れていました。
ずーっと重圧の中で水泳を続けてきたから、解放感もあったのかなぁ。
本当に最後までよく頑張りました!

大会まとめ

27日のお昼過ぎ、選手7名、コーチ2名、全員元気よく、無事にカンボジアへと帰国しました。
最初から最後までほんっとーーーーに問題だらけで正直めちゃくちゃ疲れました!笑
無事に帰ってこれてとりあえず今はほっとしています。。。

 

今大会、人数比で86%(7人中6人)、種目比で62%(21種目中13種目)の自己ベスト更新となりました。
相変わらずベストを更新し続ける彼らのことを本当に誇りに思います。
しかし、目標としていた3人決勝進出には届きませんでした。
予想以上に全体的にレベルアップしていて、このまま、今と同じことを続けていても、ほかの国との差はまだまだ縮まらないと思うのが正直な感想です。

 

2年前の記録と比べて、シンガポールもマレーシアもベトナムも、みんなどんどん進化しています。
この成長率をみると、東南アジア水泳界が世界の舞台で活躍する日もそう遠くないと思います。(スクーリング以外にもね)
私たちカンボジアチームも2年前のSEA GAMESからは大きく変わり、考えられないほど成長しましたが、それでも依然として東南アジアの中でも遅れを取っています。

 

勝ち負けだけではない水泳という競技ですが、オリンピック委員会や水泳連盟上部の人たちにとっては、選手の自己ベスト更新など全く興味はなく、目に見える結果、メダルがないと認めてもらえないということを、この大会を通じて改めて痛感致しました。
顔を合わせるたびに、”メダルは?メダルは?”って、そこにしかやっぱり興味がないんです。

 

 

勝ちたい。強くなりたい。
必ずメダルを取って、水泳チームは弱いと馬鹿にする人たちを見返してやろうと、全員でマレーシアの地で誓いました。
またここから、12月に行われる大会に向けて、チーム一丸となって頑張ります!!

 

 

たくさんのご声援本当にありがとうございました!!

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自己紹介

生山咲

生山咲

1992年7月7日生まれ 母の影響でベビースイミングから水泳を始め、大学卒業まで22年間競技生活を続ける。 大学水泳部では女子主将を務め、2014年9月の日本学生選手権を持って現役引退。 2015年3月に東海大学教養学部国際学科を卒業し、平成27年度3次隊でJICA青年海外協力隊としてカンボジアに水泳隊員として派遣される。KHMER Swimming Federation(カンボジア水泳連盟)に配属され、ナショナルチーム及びユースチームの選手を指導中。